場末の雑文置き場

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ブレイブリーデフォルト_プレイ日記 その3

第四章。舞台はエタルニア公国。この章はイデアが主役、という感じかな。

クリスタルをめぐる攻防、やっぱり白とか黒とかいう単純なもんではなかった。クリスタル教団の冷酷な一面や、それに反発する公国側の言い分なども見えはじめる。

今までも、敵はそれぞれ事情を抱えていて、そんなに悪い奴らでもない感じだった。倒してもたいして爽快感はなくて。薬師カダとか悪徳商人ボリトリィあたりが数少ない例外かな。

このゲームのテーマはもしかしたら「正義ってなに? 私が正しいと信じてきたことは、本当に正しいの?」ってことかな。正義の味方である我々が、悪を倒してめでたしめでたし、ではない。
もしかしたら最近のゲームではそういうの珍しくないのかもしれないけど、今まで古い勧善懲悪物のゲームばっかりやっていた私には新鮮だった。

エタルニアの街でイデアの母を見舞ったあと、公国軍総司令部に突入。まずヴィクター・ヴィクトリアコンビを撃破。
死の宣告を使ってきたりと、厄介な相手なのでヴィクトリアを先に倒した。そうしたら、ヴィクターを倒したときの台詞からヴィクトリアに対する熱い想いが垣間見られた。ヴィクトリアがいなかったら生きてる意味なんてないから、殺してくれてありがとうなんて。ちょっと怖かったよ。
ヴィクターさんヴィクトリア好きすぎるだろ。ロリコンに見えてしまうよ。違うと信じたいけど。女子受けしそうなイケメンっぽいビジュアルなのにもったいない。
敵が複数いると、倒した順番で死ぬときの台詞が変わることがあるんだね。ヴィクターを先に倒したら、ヴィクトリアからどんな台詞が聞けたんだろう。ヴィクトリアがヴィクターのことをどう思っているのかは、まだよくわからない。都合のいい下僕?

ヴィクターの死って、エタルニアにとってはかなり大きな損失なんじゃないかな。手帳の記述によれば、「エタルニアを不死の国とまで言わしめるほどに医療水準を引き上げた」人らしいし、この人に命を救われた人も大勢いるんだろう。状況的に仕方なかったとは言え、こんな人を殺すなんて、主人公たちのほうが悪者っぽい。

さらに先へ進もうとしたら、突然謎の男が現れて、気絶させられてしまう。そして暗黒騎士アナゼル登場。
あれ? どういうこと? リングアベルはここで気絶してるのに。二人は同一人物じゃないの?どうして同時に出て来られるの?

この後、イデアは自室に監禁されるが、抜け道から脱出。地下牢に入れられていた仲間三人を救出し、六人会議の議事堂へ向かう。

ここで聖騎士ブレイブとアナゼルのイベントが入る。クリスタルの秘密を聞かされて衝撃を受けるアナゼル。
プレイヤーにはこの話の内容はまだ明かされていないんだけど、クリスタルを解放したら大変なことになるらしい、というのは理解できた。
主人公たちのやってることは全部間違ってた、ってどんでん返しが最後にくるんだろうな、多分。

六人会議の議事堂に着いた四人は、そこで待っていたブレイブと戦うことになる。
うーん、なぜそうなってしまうんだろう。アナゼルに語ったクリスタルの秘密とやらをここで話せばよかったんじゃないの? そうすればイデアたちを説得できたかもしれないのに。なぜろくに話し合いもせずに、バトルに突入してしまうのよ。二人とも脳筋だから?
ブレイブは四人に倒されて深手を負うも、命だけはとりとめた模様。イデアのお父様だけは死なない、と。ちょっと都合がいいような気もするけど、まあいいか。

最後のクリスタルも無事解放し、ホーリーピラーに突入しようとしたら、「入ったらもう後戻りはできないから、やり残したことがあったら今のうちにすませてね」とエアリーに言われる。
そう言われるといろいろありそうな気がしてきたので、ひとまず突入を中止。

地図上に妙な形の島があったので、そこに行ってみた。そうしたら、召喚獣スサノオをゲットするという予期せぬ幸運が。
このスサノオの守護者が、とてもいい味を出していた。訪問者が来るとすごく嬉しそうにしたり、挑戦しないと聞くとあからさまにガッカリしたり。神様(?)の割に妙に感情表現が豊かで。このイベントがイベントビューワーで見られないのは、とても残念。
ちなみにスサノオ入手後にこの場所にまた行ってみると「何じゃ、もう持っておるではないか…期待させおって…シッシッ!!」と言われるんだが、それが可愛らしくて、ついつい何度も足を運んでしまった。

さっぱり見当もつかなかった吸血鬼上の鍵の入手方法も、ブラブラ世界を回っているうちに偶然見つけた。各地に隠されているドラゴンを倒せばいいのね。

でもこのドラゴンがメチャメチャ強かった。こいつらに何度全滅させられたことか。
攻撃力が高すぎるので、巨人の薬で全員の攻撃力を倍にしておく。そして攻撃役のジョブはソードマスターにして、ダメージを抑えつつ攻撃。この作戦でなんとか勝利。きつかった。5000pqもする貴重な竜の牙を25個も消費してしまった。懐が一気に寂しくなったよ。

何時間もかけて6体のドラゴンを倒し、やっとの思いで吸血鬼城に入ったわけだが、レスター卿はドラゴン達に輪をかけて強かった。軽ーく10回は全滅したかな。城内の魔物たちも凶悪な強さだったしね。物理攻撃したら倍返しとか、本当にやめて。

この吸血鬼城で見られる、レスター卿が絵画の解説をしてくれるイベントはどれも見応えがあった。やっぱりここでも教団の悪辣さが浮き彫りになってくる。
特に衝撃的だったのは、「天使の絵」の前で聞かされた話。「いつの日か、クリスタルや巫女の味方を装って開放と称した暴走をそそのかす邪悪なる者が現れる」って。
その「邪悪なる者」って、もしかしてエアリー? 多分そうだよな。他に思い当たるのいないし。

鍵のかかった宝箱の開け方はわからずじまい。あと水の召還獣の居場所も見つけられなかったけど、諦めよう。話の続きが気になるから、早く次に行きたい。
ホーリーピラーで暗黒騎士が待っているはず。そして暗黒騎士=リングアベルという、衝撃的な……でもない、むしろ大分前からバレバレだった秘密が明かされるはずなんだから。

暗黒騎士は、案外すんなり倒せた。レスター卿が強すぎたおかげでショボく感じてしまったかも。
戦闘に勝利後、暗黒騎士の兜が脱げてリングアベルそっくりの顔が現れる。
うんうん、知ってた知ってた。前々から伏線もあったし、ちょっとくぐもってたけど、声でもわかるしね。
むしろ謎なのは、イデアがアナゼルの顔も知らなかった理由。兄妹みたいに育ったみたいなのに、顔も知らないんかい! なぜそこを仲間たちはつっこまないんだ。
一緒に食事したりするよね、家族なんだから。まさか兜かぶったまま食べたりしないよね。

アナゼルと同時に存在できるってことは、リングアベルは他の三人とは違う時間軸の人なのかな?
多分アナゼルは船から落ちたとき死んだわけではなかった。過去に飛んで記憶を失って「リングアベル」としてイデアたちの前に現れた。そう考えるとまあ納得がいくかな。
でもそうすると、手帳が二冊あることの説明がうまくつかないんだよな。このアナゼルがそのまま過去に飛んで、そのとき持っていた手帳がDの手帳だとしたら、ティズたちが今これを手に入れてしまうのはおかしい。それと、リングアベルって名前がどこから来たのかも謎のままだ。

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